第7回市民公開講座
☆シンポジウム 「高校から大学への進学に関する現状と課題、連携について」
-2017年9月19日

シンポジウム 「高校から大学への進学に関する現状と課題、連携について」

 高校の「義務教育化」が言われて久しい。希望さえすれば誰でも高校や大学に入学出来る時代だと言われるが、今春の北海道大学前期日程の合格者のうち、道内高校出身者の割合は39.9%で、記録の残る1990年度以降最低だった。2600人ほどの合格者のうち、940人弱しか道内出身者はいない。そのうち500人近く(現浪含め)は、札幌の東西南北4校が占める。それ以外の高校は、出身者の進学希望に十分応えているのであろうか。

 都会と地方の教育を取り巻く環境の違いはあるが、親の経済力など、いまの日本社会では教育格差が学歴格差を生み、学歴格差が所得格差を生み、所得格差が教育格差を生み、格差が世代を超えて継承される負のスパイラルが続くと言われる。  中学校の平成28年度の全国学力学習状況調査で、北海道は調査した学年の全ての教科で、全国平均に届いていない。文部科学省の分析で、年収1500万円以上の世帯の子供は、200万円未満の子供よりテストの正答率が12.7~25.8ポイント高いことが分かった。

 高校への進学率はほぼ98%で高校全入に近い状態の中、志望大学合格への厳しい競争を戦う生徒と、義務教育段階からの学力の再構築が必要な生徒、双方への対応が求められている。大学でも学生の学力低下が深刻な課題となっている。  大学進学率が上がり普通科系指向に見える高校教育はこれでよいのか。職業高校の役割や大学進学、大学との連携はどうするのか。

 本道の未来を担う青少年の育成に向け、高校と大学は、今後どのように問題を解決して行くのか、講演とパネルディスカッションを通して、共に考える。

日時

平成29年9月19日(火)午後6時~(2時間程度)

会場

アスティーホール・4階B室(札幌市中央区北4条西5丁目)

主催

特定非営利活動(NPO)法人 北海道地域政策調査会

後援

北海道教育委員会

参加費

無料

参加申し込み

 参加申込は、9月11日(月)までに、参加申込用紙(PDF)を印刷し、氏名・住所・所属を記入の上、ファックスまたは郵送にてお申し込みください。
宛先
NPO法人北海道地域政策調査会
〒061-1132北広島市北進町1丁目5の1 ロイヤルシャトー北広島 N-807
FAX 011・373・7250

「高校から大学への進学に関する現状と課題、連携について」参加申込用紙【PDF】

お問い合わせ先

NPO法人北海道地域政策調査会
TEL 011-375-8002

基調講演

職業的意味を持つ教育を考える ─高等学校の学びの大切さ─

●平岡祥孝氏(札幌大谷大学社会学部教授)
 1956年大阪市生まれ。1985年北海道大学大学院農学研究科修士課程修了。九州大学博士(農学)。2012年札幌大谷大学社会学部教授。学生の就職支援やインターンシップ事業にかかわる。男女共同参画、ワーク・ライフ・バランス、仕事論などをテーマに講演多数。2001年日本消費経済学会学会賞受賞。著書に『ミドルの仕事論』、『インターンシップの現場から見た仕事論』、『「それでも大学が必要」と言われるために』(編著)他。現在、北海道新聞水曜夕刊のコラム「平さんの異論・暴論・青論」を執筆中。

シンポジウム・パネラー

●西崎 毅氏(星槎道都大学 社会福祉学部 特任教授・教職センター所長)
 1955年帯広市生まれ。79年弘前大学文学部卒。同年道立厚真高校などに勤務後、指導主事、道教委高校教育課主査・主幹、八雲高校長を経て、2009年教育庁高校教育課長、13年学校教育局長、15年北海道立教育研究所長、16年から現職。

●中屋智道氏(北海道教職員組合高校部長)
 1968年北竜町生まれ。92年北海道教育大学旭川校卒業。同年村立北村中、町立浦臼中などを経て99年から高等学校へ異動。道立標茶高、豊富高、札幌白石高に勤務、2014年7月より北海道教職員組合高等学校部長を務め現在に至る。

●棚橋伸男氏(一般社団法人 未来教育サポート代表理事)
 1955年紋別市生まれ。北海道大学大学院修士課程(国際広報メディア専攻)修了。32年間私立大で教職員。ラジオパーソナリティーでFM北海道「進学への二人三脚」(2012年~16年)担当。北海道大学教育学部非常勤講師なども。

シンポジウム・コーディネーター

●平岡祥孝氏(札幌大谷大学社会学部教授)